地域通貨「アトム通貨」の誕生
アトム通貨は早稲田・高田馬場の街を舞台に、地域コミュニティーを育み、街を活性化する地域通貨として生まれました。名前の由来は、通貨のデザインからもおわかりのように、「鉄腕アトム」からきています。マンガ「鉄腕アトム」の中では、アトム誕生の地を高田馬場と定めています。アトム誕生からちょうど1年を経た2004年4月7日に、アトム通貨は地域の人たちの手によって誕生したのです。「鉄腕アトム」の作者である手塚治虫氏は、「鉄腕アトム」をはじめとする様々な作品に、人と人とのつながりの大切さ、こどもたちの未来や地球の未来を危惧したメッセージを込めています。これらのメッセージを集めた著書「ガラスの地球を救え」も出版され、ここに記された手塚氏の願いが私たちの行動理念となっています。そして、早稲田・高田馬場ではじめたこの運動をより多くの人と実践すべく、2009年度より流通エリアを広げ、地域通貨としては例を見ない全国展開をはかりました。新座市では平成22年(2010年)度の第7期より、市の協力のもと新座市商工会が支部を立ち上げ、全市域を流通エリアとして活動しています。毎年新しい支部が加わり、アトム通貨のネットワークは広がり続けています。
ありがとうの輪をつなげる”THANKS MONEY”
人と人との関わりから自然と生まれる「ありがとうの気持ち」。アトム通貨は、あなたの「誰かに何かをしてあげたい」、「何かをしてくれた人へ感謝の気持ちを伝えたい」といった思いを応援します。アトム通貨は「未来の子どもたちのために」をテーマに、「地球環境にやさしい社会」、「地域コミュニティーが活発な社会」、「国際協力に積極的な社会」、「教育に真摯に向き合う社会」の推進を理念に活動しています。そしてこの4つの理念に沿って行われる、さまざまな社会貢献活動を支援します。アトム通貨をツールに商店街・学生・NPO・公共機関などが手を取り合い、枠を越えた人と人との交流が街を活性化させ「ありがとう」の輪がつながっていく、そんな”Thanks Money”がアトム通貨です。
流通経路と流通期間について
アトム通貨の第1期から第5期は、通貨の発行日から6ヶ月のみの流通期間でしたが、金融庁より、アトム通貨は「前払式証票」には該当しないとの認定を受けたことにより、第6期からは通年流通が可能となりました。通貨デザインの切り替えや、決算の都合により、4月7日から翌年2月末日までが流通期間となります。また、通貨換金によって発生する残金の一部は、アトム通貨実行委員会本部を通じて環境保護団体や途上国支援のための寄付にあてられます。
アトム通貨をもらう・つかう
アトム通貨を「もらう」
新座市や新座支部(新座市商工会)では「環境保全」、「国際協力」、「地域活性化」、「教育への取組」などに貢献する様々なイベントを行っています。新座支部に加盟する加盟店では、同様の主旨で「レジ袋辞退の方にアトム通貨進呈」、「エコカーで来店の方にアトム通貨進呈」など様々なプロジェクトを行っています。これらのイベントやプロジェクトに参加することで、アトム通貨を入手できます。
アトム通貨を「つかう」
①加盟店でお金の代わりとして使う。
アトム通貨流通期間中、アトム通貨加盟店で1馬力1円として使用できます。アトム通貨に加盟している店舗であれば新座市内はもちろん全国どこの支部の加盟店でも使用いただけます。ただし、500馬力のみ発行支部エリア内での使用に限定されます。詳細はアトム通貨公式サイト内、各支部の加盟店情報ご覧ください。
②独自のサービスを受ける。
アトム通貨で受けられる独自のサービスを実施している加盟店もあります。(ごはん大盛り、一品サービス、コーヒーサービスなど)
③感謝の気持ちを込めて人に渡す。
あなたがもらった通貨を、誰かがあなたに何かをしてくれたお礼として渡してください。